Transmission-primary 46 Chief
2021/04/15

カウンターギアとスライダーギアかなり摩耗しています。前回OHした際のギア同士の相性も悪そうです。異音の原因はここも大きそうですね。

カウンターギアのオイルラインの穴が塞がってました。ここが焼き付くと後輪ロックする危険がありまさす。

ドライブスプロケットギアに破損あり、交換。


消耗具合を考えるとセットで交換になる物が多くほとんどのギアが交換になってしまいます💸
新品のメインシャフトとスライダーギア。新品でも入りません。バリ取りして相性がいい所を見つけてマーキング。


カウンターギアのオイルラインに気をつけて新しいブッシングを入れます。

ブッシング圧入後、スラストのオイル通路を加工。

ガタガタだったクラッチシェルのブッシングを入れ替え

圧入

カウンターギアをシャフトに合わせてホーニング

クラッチシェルとドライブスプロケットギアをホーニング

新しいメインシャフトにばっちり合わせました。

シフターフォークスクリューのネジ山。ここは緩み止めでポンチが打たれている場所なので修正。特殊なピッチなので注意。


組込前に他のねじ山も全て確認。1箇所でもダメだと先に進めません。

シフトフォークシャフトも交換。
チーフは初期と後期で2種類あり、同じように見えますが微妙に太さが違うので要注意。

シャフトだけ仮組みして、がたや収まりを確認。

カウンターギアのスラスト調整

メインシャフトのエンドプレイ調整
適正なクリアランスが出るまで何度も分解してやり直します。

エンジンスプロケットとクラッチシェルのライン出し調整

もう少しで見落とす所でした。
エンジンスプロケットギアの破損を発見。不快な異音や振動が出ますので交換。
新品は高いので今回は使えそうな中古で対応
洗浄


コルクを入れ替え

ギア交換前と後で寸法が変わらないかクランクシャフトのエンドプレイ確認。
全て仮組みが終わったので一度ばらして本組みしていきます。




この三つを同時に組み込みます。

クラッチシェルナットのロックワッシャーは見えづらいのでマーキングして確実にロックします。

トランス周り完成間近です。
GT


