1948 Indian Chief/ Primary/ Transmission

48Chief。次はお客様からの追加作業リクエスト。クラッチ周りの点検とメインシャフトの遊びが大きい原因を探していきます。
ミッションOHまで行かない事を祈りましょう🤞

プライマリーカバーを開けて

まず気付いたのはクラッチスタッドボルトが一本無い😵

なぜかメインシャフトの遊びがかなり多い。

少し緩んでいました。

ミッションタワーも分解。スラストワッシャーが一枚足りない。

見事にスタッドが一本無いハウジング。他のスタッドもぐらぐらしています。クラッチハウジング単体の部品はもう手に入らないので修正していくしかないですね。

エンジンスプロケットのギア欠け発見

クラッチハブも段付き

クラッチプレートもかなり傷んでいます

チェーンテンショナースプリング死んでて機能していません。

プライマリーチェーンも伸びまくり。
プライマリー周りだけでもかなりの交換パーツとなってしまいました。

ミッションも怪しいので点検、分解。

カウンターギアブッシングが動いていてサイドプレイが変わり危険な状態。シャフトも焼けていますね。

ギア類も消耗、シャフトの焼け

ベアリングもゴリゴリ

こうなるとケース側のブッシングも点検したい感じです。
この48のお客様は大変理解のある方で分解前からOHの許可も頂いていました。ただ出来れば負担を減らしたかったのですがやはりOHとなりました…
今回は追加整備した際に色々気づいて良かったですが、OH無しで走っているIndianでも爆弾を抱えている車両が沢山あるって事ですよね😐
特にカウンターギア、ブッシング、シャフト周りの焼き付きはリアホイールがロックし大きな事故につながる事もあります。
安ブローカーから軽整備のIndianを買うのもいいですが80年前近くのオートバイって事を忘れないで下さい。
飾るだけの人か、走る人かあなたはどちらですか?
ちゃんとした点検や修理、整備したIndianに乗って本来の走りを楽しんでもらえたら嬉しいです🙂🙏
GT
 
											