1946 Green Chief- Test ride

   


年末Soldになった1946 Green Chief。
個性的なペイントがカッコイイ!
数年前にOhioで見かけてた車両でその後オーナーとコンタクト取り続け今回縁がありここにきました。
エンジンやトランスはインディアン専門店でOHされていると聞いています。確かにエンジンは綺麗に仕上がっています。
さぁ調子はどうでしょうか?

新しいオーナー様の希望で左アクセルを右にとシフトの変更。ジェネレーターやバッテリーも安心と信頼のサイクルエレクトリックで6Vから12vに。


チーフとスカウト用。時計回りか反時計回りかの違いだけなので箱から出すと見た目は全く同じです。番号などありません。

取り付けていきます。

バッテリーボックスを押さえるブラケット。ボルトのかかりが良くないので交換。ここはよく緩むので要注意です。


ヒューズが付いていませんでした。危険ですので新しく取付。

バッテリーボックスの端子がグラグラで取付が不安定なので交換。

しっかり固定出来ました。

イグニッションコイルも12vに交換

黒く塗って取付


ヘッドライト、フェンダーライト、テープランプのバルブも12vに。


ポイントギャップ調整

点火タイミング点検


タイミングマーク


フットクラッチが凄く重いので洗浄

だいぶよくなりましたがまだ重い。クラッチ単体で動かすとひっかかりがありスムーズではないですね。プライマーリーカバーを開けてクラッチリリースギアやベアリング、クラッチ周りを点検した方が良さそうですね。


オリジナルタイプのコック。固くて回りません。プライヤーでやっと回る感じ。
古いIndian Shopから習いましたが本来のコックの扱い方はレバーを引いてスプリングを縮めて回すが正解らしいです。
そのまま回すとテーパー部が擦れてリークがはじまります。
それなのでオリジナルタイプの新品でも引いて回さないと数ヶ月で漏れてくる事が多いです。
ですが実際に毎回引いて回す使い方はかなり大変。
テーパー部にハードクロームをかけたりするやり方もありますがコストがかかる割にはまた漏れる可能性もあるのであまりお勧めではありません。
自分のここ数年のお勧めは通称エドコック(ボールバルブタイプ)です。ほとんどの車両を交換してきましたがリークや、レバーの固着一切無し。
見た目は少し変わりますがガンガン乗る人にはお勧めです。

早速この46にも使いたい所ですがタンクの中の汚れが気になります。コックオンでもガスが出てこない症状がありエアーでホース側から圧をかけるとゴミ?が取れてガスが流れはじめました。
タンクの中を洗浄、出来ればコーティングもしてから新しいコックはつけた方が良さそうですね。

ちなみにまた今日も入荷しました。

外された見た目はいいけど使えないオリジナルのコック達

自分の46も長い間リークに悩まされ今はエドコックでストレス無しです。

近所を試乗しながらキャブ調整。


Long Beach Downtownを30分ほどテスト
色々気になるので軽めの試乗でやめました。


試乗後の印象はエンジンは力がありよく走ります。
気になった所は前後ブレーキがほとんど効いていません。
フロントフォークガタありとステアリングダンパー固着でステムが重くフラフラします。リアサスペンションも一度も整備されてない感じです。
エキゾースト排気漏れとサイレンサーがフェンダーに当たってて異音がします。
クラッチリリース時にジャダーがありエンストしやすい。
サイドスタンドが細工してあり危険な感じ。スタンドトラブルも多いので要修理ですね。

一応乗れる状態ですが本来のチーフの走りにするには色々やる事多いですね。
あと今の所走りには影響ありませんが少し気になるのがトランスミッションからのギア鳴りとスタート時だけたまにマフラーから白煙が出ますので整備後に距離を走って様子を見てみます。
GT

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